AIが作った美しいスライド、なぜ修正はまた人の仕事になるのか
UPMI Labで公開した、編集可能なPowerPoint資料の事例画像。

プレゼンテーション資料は、完成した瞬間からまた変わる。数字を直し、写真を差し替え、会議で出た意見に合わせて構成を調整する。最初の見栄えがどれほど精巧でも、その過程に対応できなければ、実務では作り直しが必要になる。

生成AIがスライドの外観を素早く作れるようになっても、中の要素をどこまで自由に変えられるかは別の問題だ。文字と図が一枚の画像にまとまっていれば、一文字を直すために全体を再生成したり、手作業で組み直したりする必要がある。制作で省いた時間が、修正の手間に移ってしまう。

完成した画面と、完成した文書は違う

もちろん、すべてのAIプレゼンテーションツールが画像しか出力しないわけではない。編集可能な形式や多様なテンプレートを提供するサービスもある。問題は特定サービスの優劣より、成果物の構造にある。拡張子がPPTXだからといって、写真、文字、表、接続線をそれぞれ編集できるとは限らない。

複雑な運営モデルや事業の関係図を扱うスライドでは、この違いが大きくなる。箱を動かしたときに線がどうつながるか、写真を差し替えても列幅と説明の位置が保たれるかが重要だ。見栄えのよい最初の案だけでは、実務の生産性は判断できない。

絵を描くのではなく、文書を組み立てる

UPMIは、韓国・富川市上洞に関する会議資料や提出資料を作る過程で、AIエージェントとともにスライドをコードで構成した。情報の階層、写真の配置、図形の関係を決め、テキスト、図形、線などを個別のPowerPoint要素として置く方法だ。

事例調査や運営モデルのスライドには、三枚の写真を横に並べて説明を添える構成や、複数の役割とプログラムの関係を結ぶ図がある。全体を一枚の画像に固定しないため、文章、数値、色、配置を部分的に直せる。

配置の規則をコードとして残すことは、繰り返し作業にも役立つ。同じ形式のスライドで内容を交換したり、規則を調整して作り直したりできる。毎回似た画面が生成されることを期待するより、何をどこまで直すかを明確に指定しやすい。

修正のコストまで減らしてこそ、生産性になる

この方法でも、一度の指示ですべての問題が消えるわけではない。内容が増えると文字がはみ出し、図が複雑になると線と箱が重なることがある。実際の描画結果と編集できる状態を確認しながら直す工程が必要だ。デザインの判断と内容の検証も、作成者に残る。

公開資料は、この作業の性質を確認するための例だ。Labのギャラリーと、別途ダウンロードできる編集用サンプルは区別されており、公開サンプルが納品資料の全体を意味するわけではない。

それでも変化は明確だ。作成者はAIの成果物を受け取るだけでなく、文書を作る規則そのものを扱えるようになった。AIによるPowerPoint制作の価値は、最初の一枚を作る速さだけでなく、次の修正でどれだけ少ない手間で意図を反映できるかによって評価すべきだ。

実装資料スライド画像と制作過程を見る(韓国語) →
資料・出典

UPMI Labで公開した制作・運用記録に基づいて構成しました。UPMI LabとNew Epoch Journalは、いずれもUPMI Co., Ltd.が運営しています。

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