オリエンタルランド(4661)は、2026年9月30日を基準日とする中間配当を1株9円と決めた。効力発生日は12月9日。10月29日の取締役会決議で、期末配当予想も9円へ引き上げ、2027年3月期の年間配当は18円を見込む。

今回の修正は、第2四半期決算の実績と通期業績予想を踏まえたものだ。4月時点の予想は中間8円・期末8円の年間16円だった。株主にとって変わるのは中間配当の決定額と今後の予想であり、年間18円すべてが今回まとめて支払われるわけではない。

4月中間8円・期末8円、年間16円。10月中間決定9円・期末予想9円、年間予想18円。中間効力12月9日。
4月予想と10月29日決定・修正予想の比較。中間9円は決定、期末9円と年間18円は予想。効力発生日は中間配当のもの。 図を拡大する ↗

中間配当の基準日と効力発生日

中間配当の対象を定める基準日は9月30日で、12月9日は配当の効力発生日だ。発表後に株式を買ったという事実だけで、この基準日の配当を受ける権利が生じるわけではない。個別口座に何時に反映されるかまでを、この決議は示していない。

決定した中間配当は9円で、4月28日公表の予想8円から1円増える。前年の中間配当7円との比較では2円増だ。前回予想との比較と前年実績との比較は基準が違うため、「何円増配か」を読む際には、どちらの数字を比べているかを合わせる必要がある。

8円+8円から9円+9円へ

期末配当は前回予想8円から9円へ修正された。今回の資料では中間9円が当期実績、期末9円と年間18円が予想として扱われる。年間の2円増は、前回の中間8円・期末8円に対して、それぞれ1円ずつ増える計算だ。

会社は安定的な配当を続けながら成長投資に優先的に資源を配分し、2035年までに配当性向を30%の水準へ高める方針を掲げる。今回の増配も、その方針と第2四半期実績・通期見通しを背景に説明された。30%は会社の配当性向目標であり、株主の投資額に対する年利30%を意味しない。

今回の決定と今後の予想を分ける

現時点の受取予定を確認するなら、まず9月30日の権利と中間9円の決議を対応させる。年間18円を使って見通しを立てる際は、期末9円が予想であることを残しておく。資料の効力発生日を、そのまま全口座の入金時刻や将来の支払いの保証へ広げることはできない。

今回確定した中心情報は、中間配当9円と12月9日の効力発生だ。年間18円は、そこへ期末予想9円を加えた通期の見込みとして読むのが正確になる。次に配当判断を更新する材料は期末の決議や予想修正であり、増配の数字だけから株価の上昇や個人の収益を断定することはできない。

資料・出典

以下の公式発表に基づく。中間配当の決定額と期末・年間配当の予想を区別し、変更時は同じURLで更新する。

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