愛知県新城市の新東名高速上りで10月17日深夜、シカと衝突して停止した乗用車に大型トラックが追突し、車外にいた女性が死亡した。CBCテレビとテレビ朝日が18日、警察への取材に基づき報じた。高速道路でやむを得ず停止した際、NEXCOは車内や車の前後で待たず、通行車両に注意してガードレールの外など安全な場所へ避難するよう案内している。

今回の事故を考えるうえでは、最初の動物との衝突と、その後の追突を分けて読む必要がある。車が止まっても周囲の高速走行が止まるわけではない。ただし、現場で当事者がどのように判断したかを報道だけから推測し、被害者の責任を論じることはできない。

停止後の行動と連絡先

状況NEXCOの案内
後続車への合図ハザード等。表示器材は無理のない範囲で
避難通行車両と足元に注意し、安全な場所へ
事故110番・非常電話など
動物の発見非常電話・#9910

事故現場の再現ではない。車内や車の前後で待機せず、現地の指示に従う。

停止した車の前後や車内で待たず、通行車両と足元に注意してガードレール外など安全な場所へ退避し通報する概念図。
NEXCOの一般的な安全指針を整理した概念図。今回の事故現場の位置関係や被害者の行動を再現したものではない。

報道で確認できる事故の経緯

CBCの報道では、17日午後11時50分ごろ、雁峰第一トンネル付近で乗用車がシカと衝突して停止した。男女が車外に出た後に後続の大型トラックが乗用車に突っ込み、そのはずみで乗用車が女性にぶつかったという。テレビ朝日も、止まっていた車が追突で押し出され女性に当たったと伝えている。

追突に至った詳しい原因や、車外にいた人の位置・行動の全体は、ここで確認した記事では明らかになっていない。CBC記事の通行止め情報は18日午前7時現在のものだ。これを夕方以降も続く規制として扱ったり、事故の状況を一般的な退避図で再現したりはしない。

車外に出ることと安全な退避は別

NEXCO西日本の緊急時の案内は、ハザードランプなどで後続車に知らせ、運転者と同乗者が安全な場所に避難するよう求めている。発炎筒や停止表示器材の設置は無理のない範囲とされる。表示器材を置くために危険な場所へ出続けるという意味ではなく、本線や路肩を歩き回らないことも同じ案内の要点だ。

避難先は単に車の外ではない。車内や車の前後は追突の影響を受けるおそれがあり、ガードレールの外など安全を確かめられる場所が示されている。通行車両と足元に注意し、現地の警察・道路管理者の指示に従う。これは道路運営者の一般的な安全指針であり、今回の現場の原因を認定するものではない。

事故と動物発見の通報先

事故が起きた場合、NEXCOのFAQは110番または非常電話などでの通報を案内する。一方、高速道路上でシカなどの動物を見かけた場合は、非常電話や道路緊急ダイヤル#9910への連絡を求めている。運転しながら携帯電話を操作せず、同乗者から連絡するか、安全な場所に移動・停車して伝える。

今回の報道と安全指針から持ち帰るべき点は、停止した車から離れる際にも避難先の安全が重要だということだ。後続車への合図、安全な場所への退避、状況の通報をつなげて考える必要がある。事故の詳しい原因は調査に委ねながら、車のすぐ周囲を待機場所にしないという具体的な判断につなげたい。

資料・出典

事故経緯はCBC・テレビ朝日の警察取材報道、安全指針はNEXCO西日本の案内による。

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