北海道と東北では11月1日頃から、平年よりかなり気温が低くなる可能性がある。気象庁が10月26日に発表した低温に関する早期天候情報の対象だ。基準は5日間平均気温の平年差で、北海道は−2.4℃以下、東北は−2.0℃以下。各都市の1日の最低気温がこの数値になるという予報ではない。

札幌・仙台の両管区気象台は26日14時30分、寒気の影響を受けやすくなる見通しを示した。東北では27日は暖かい空気に覆われやすく、かなり高温になる一方、その後は平年並みか低い日が多くなるという。暖かい日の体感だけで11月初めの服装や屋外作業を決めると、気温変化に対応しにくい時期になる。

11月1日頃から北海道−2.4℃以下、東北−2.0℃以下の5日間平均平年差が基準。早期情報から毎日更新の2週間気温予報へ。
10月26日14時30分の気象庁発表を基に作成。数値は5日間平均気温の平年差。日々の最低気温・降雪量を示す図ではない。

北海道と東北、それぞれの寒さの見通し

北海道の発表は、向こう2週間に平年並みか低い日が多く、10月28日頃と11月1日頃からかなり低くなる見込みとしている。早期天候情報に掲げられた11月1日頃からの低温に加え、その前にも寒さが見込まれている点を押さえたい。基準の−2.4℃は地域の5日間平均と平年との差であり、氷点下2.4℃を意味しない。

東北は11月1日頃からかなり低くなる可能性があり、5日間平均の平年差−2.0℃以下が基準となる。27日の高温からその後の低温へ変動が大きくなる見通しだ。北海道と東北で数値が異なるため、どちらも単に「2℃下がる」とまとめず、自分が滞在する地域と対象期間を組み合わせて読む必要がある。

「かなり低い」と確率を分けて読む

早期天候情報は、原則として発表日の6日後から14日後を対象に、5日間平均気温が「かなり低い」などとなる確率が30%以上と見込まれる場合に出される。「10年に1度程度」という説明はその時期のまれな気温水準を表すもので、必ず10年おきに起こる、今回は確実に起こるという意味ではない。低温の水準と、その水準になる確率を分けて考えたい。

生活上は、11月初めまでの外出予定を見て重ね着や防寒具を取り出しておき、直前の予報で着る物を調整する準備ができる。農作物を管理する人には両気象台が管理への注意を呼びかけている。地域全体の早期情報だけで個別の作業を決めず、圃場の場所に対応する予報と作物の条件に結び付けることが大切だ。低温情報だけから降雪日や積雪量までは決められない。

早めの準備を日々の予報につなげる

更新を追う入口は、気象庁の早期天候情報ページと、そこから案内される「2週間気温予報」だ。前者で北海道・東北の発表日時と対象を確認し、毎日更新される後者で見通しの変化を追える。2週間気温予報の先の期間も5日間平均を使うため、日が近づいたら普段使う地点別の日々の予報と合わせて判断したい。

今回の情報は、寒くなる前に準備する時間を確保するために役立つ。北海道では28日頃の寒さ、東北では27日の暖かさからの変化もあり、11月1日という日付だけでは推移を捉えきれない。地域・発表日・平均する期間をそろえて次の予報と比べれば、早めの備えを保ちつつ、実際の外出や作業に合わせて判断を更新できる。

資料・出典

2026年10月27日に気象庁の発表本文と解説を照合。地域・対象期間・平年差・確率を区別した。

AIを資料整理と執筆に活用し、公開前に根拠を確認しています。 編集方針 →